2014年05月01日
クァルテット
McCOY・TYNER(マッコイ・タイナー)は、
「黄金のクァルテット」と称された、
ジョン・コルトレーン・クァルテットのピアニストでした。
テナー・サックスのコルトレーンのバンドで活動したのは、
1960~1965年で、そのグループから独立後、
自己のジャズ・ピアノ世界を確立し、
ソロ・アーティストとして成功を収め、
デビューから半世紀以上過ぎた現在まで、
世界最高のピアニストの一人であり続けています。
2014年04月30日
教育者
DONALD・BYRD(ドナルド・バード)には、
二つの顔があります。
それは、ジャズ・トランペッターとジャズの教育者です。
ジャズ・トランペッターとしては、1950~1960年代は、
ハード・バップを代表するアーティストとして活躍し、
1970年代は、ヒュージョンでヒットを飛ばしました。
その一方で、大学の音楽教授となり、
また、教育学の博士号も修得して、
ジャズを含む黒人音楽の地位向上のため、
力を尽くしました。
2014年03月01日
ソウル・テナー

STANLEY・TURRENTINE(スタンリー・タレンタイン)は、
風格のあるルックスと、勇壮で男らしいテナー奏者でした。
彼はジャンルを越えて人気を博したソウル・テナーの大御所であり、
洗練された『高級感』あふれる、ブルース・フィーリングの持ち主でした。
2014年02月28日
ブルー・ボッサ

テナー・サックス奏者の、JOE・HENDERSON(ジョー・ヘンダーソン)は、
ジャズの流行が変化しても、正統派ジャズの姿勢を貫き、
その熱いジャズ・スピリットは、大きな称賛を浴びました。
昭和のジャズ喫茶シーンを代表する大ヒット曲のひとつに、
『ブルー・ボッサ』があります。
2014年01月26日
トロンボーン

CURTIS・FULLER(カーティス・フラー)は、
トロンボーンの、ジャズ界のおける第一人者です。
彼のトロンボーンは、リラックスした心温まる演奏が、
最大の魅力で、歌うようにメロディを演奏して、
やさしくて、癒される人の声のような温かさのある、
トロンボーンです。
2013年12月23日
THE 3 SOUNDS

THE THREE SOUNDS(ザ・スリー・サウンズ)のメンバーは、
ピアノのジーン・ハリス、ベースのアンドリュー・シンプキンス、
ドラムのビル・ドゥディの3人でした。
モダン・ジャズ史上、最も親しみやすく聴きやすい、
ピアノ・トリオとも言えるのが、ザ・スリー・サウンズです。
彼らの、明るい魅力にあふれた誰もが楽しめるジャズは、
高い完成度を誇りながらも、理屈抜きに楽しめ、
多くの人々に、支持されました。
2013年11月25日
パーフェクト

CLIFFORD・BROWN(クリフォード・ブラウン)は、
モダン・ジャズにおけるトランペット奏法の確立に、
大きな貢献を果たしました。
美しい音色と、豊かな表現力で、
非の打ち所のない、パーフェクトな演奏でした。
2013年10月07日
ヴィブラフォン

BOBBY・HUTCHRSON(ボビー・ハッチャーソン)は、
1960年代、ジャズ・ヴィブラフォンの可能性を、
大きく切り拓いた人物です。
ヴィブラフォンは、鉄琴の一種で、
共鳴パイプで音を、ヴィブラートさせる楽器です。
「何か新しいもの、何か違うもの、
そしてそのコンビネーションをいつも追い求めた」という
彼の発言のとおり、革新的な表現を生み出しています。
2013年09月16日
ジャズの帝王

MILES・DAVIS(マイルス・デイヴィス)は、
1940年代末に登場して、様々なスタイルを、
創造した革新的な音楽家であり、
同時にジャズ界最大のカリスマでもあります。
40年代半ば、それまでダンス音楽として、
流行していたスウィングに変わり、
即興演奏に比重を置いたジャズが生まれました。
これがモダン・ジャズの源流とされるビ・バップです。
以降、繊細で抑制された演奏が特徴のクール・ジャズ、
和音進行に替わり、ミュージック・モードを導入することで、
従来よりも自由な即興演奏が可能になったモード・ジャズ、
ロックやファンクの影響のもと、16ビートを取り入れたフュージョン等と、
これらのスタイルの大半を創造したのが、マイルス・デイヴィスであり、
彼の足跡は、そのままジャズの歴史そのものと言えるでしよう。
2013年08月04日
技巧派

FREDDIE・HUBBARD(フレディ・ハバード)は、
その時代を華やかに彩った技巧派の、
トランペッターでした。
彼の演奏の特徴は、目を見張るばかりの華麗なテクニックです。
生命力みなぎる高音を駆使しながら、
その多彩な技巧で、聴く者をうならせました。
2013年07月16日
ジャズ・オルガン

「JIMMY・SMITH」(ジミー・スミス)は、長年にわたって、
ジャズ・オルガン界のトップに君臨し、「ジャズ・オルガンの王様」と、
呼ばれました。
彼が果たした最も大きな貢献は、演奏者が少なく、ジャズでは、
マイナーな存在だったオルガンをモダン・ジャズに取り入れ、
人気楽器にしたことです。
2013年06月09日
サックス奏者

JACKIE McLEAN(ジャッキー・マクリーン)は、
1960年代の、最先端で、最重要な、
アルト・サックス奏者でした。
彼は、「ポスト・チャーリー・パーカー」の、
最右翼として活躍をして、
多様化する1960年代の、
ジャズ・シーンをリードしました。
マクリーンのアルト・サックスの音色と演奏は、
時には、泣き叫ぶような演奏をみせたり、
またある時は、怒りをぶつけるような、
エキサイティングな演奏を披露しました。
2013年05月26日
DORHAM

KENNY・DORHAM(ケニー・ドーハム)は、
独自の音楽世界を開拓していきました。
彼の音色は、トランペットの印象を、
大きく変える鈍色に光るくすんだもので、
「渋い」という表現がぴったりです。
その音色は、永遠に耳を傾けていたくなるような、
甘美な魅力にあふれています。
2013年04月07日
ソウルフル

GRANT・GREEN(グラント・グリーン)は、
幅広い人気を誇るソウルフルな名ギタリストでした。
濃厚なブルースの香りを漂わせる彼のギターは、
実に独特なものです。
複雑な旋律を極力用いない単音(シングル・ノート)を、
基調にしたアドリブ・ソロと、
印象的なフレーズをひたすら繰り返して、
聴衆を魅了する演奏でした。
2013年03月03日
テナー・プレイ

『DEXTER・GORDON』(デクスター・ゴードン)は、
モダン・ジャズにおけるテナー・サックスの、
パイオニアの一人です。
伸ばした音を連ねながら、
リズムに対してかなり遅れ気味に、
ゆっくりとした調子で、演奏するのが彼の特徴です。
彼の演奏は、王者のごとく堂々としており、
豪快で力強く、かつ伸びやかなテナーの音色は、
雄大壮麗そのものです。
2013年02月04日
ブルース・ウオーク

『LOU・DONALDSON』(ルー・ドナルドソン)は、
ハード・バップとソウル・ジャズの、両方のジャンルで、
人気を得た希有な人物です。
急激な時代の変化を乗り越え、
輝き続けた理由は、その演奏スタイルにあります。
その中でも、ブルース・ウオークは、彼のテーマ曲といえます。
2013年01月28日
モダン・ギター

『KENNY BURRELL』(ケニー・バレル)は、
都会のブルース感覚あふれる、
洗練されたジャズ・ギターの名手です。
ブルースが浸透している街、
デトロイトが育てた屈指のギタリストであり、
都会的でブルージーな音楽スタイルは、
今も際立っています。
2012年12月24日
ジャズ・プレイヤー

『THELONIOUS・MONK』(ゼロニアス・モンク)は、
ジャズ・ピアノの巨人であり、
モダン・ジャズの代表的な作曲家でした。
彼が作曲し、〈ブルーノート〉に残した、
ジャズのスタンダード・ナンバーは、
群を抜いて多く、「ラウンド・ミッドナイト」をはじめ、
「ストレイト・・ノー・チェイサー」や、
「モンクス・ムード」などが挙げられます。
2012年11月26日
クリエイター

テナー・サックス奏者の、『ウェイン・ショーター』は、
詩的で、神秘的な世界を展開する、
名クリエイターと、言われています。
1960年代ジャズは、3つの流れがあり、
既成の、音楽様式にとらわれず、
自由に魂を、解放しようとする『フリー・ジャズ』
ソウル音楽や、ロックの要素を、
採り入れた、『ジャズ・ロック』
そして、モード手法を基調に、
伝統的なジャズと、革新的なジャズとの、
中間を行こうとする、『新主流派』があり、
その核となったのが、『ウェイン・ショーター』でした。
2012年10月14日
歌心

テナーサックス奏者の、
『ハンク・モブレー』は、
叙情的で心温まるブルージーな、
テナープレイで、時代をこえて、
人気を博しています。
優しく柔らかなトーンの、
歌心あふれるプレイは、
親しみがもてます。