2009年09月26日
サッチモ
『サッチモ』の、ニックネームを持つ、
『ルイ・アームストロング』は、
ジャズの聖地、ニューオリンズが生んだ、
『巨人』です。
トランペットによる、ソロの即興演奏、
ヴォーカルの、スキャット唱法などを、
確立した、1920年代に一世を風靡したアーティストです。
その音楽は終生止むことがなく、
輝かしく屈託のないジャズの深さは、
いつも『サッチモ』そのもので、
今なお不滅です。
『サッチモ』の由来は、
1932年、初の英国演奏旅行で、
すでに、レコードで彼の演奏を聴いていたファンや、
新聞記者たちの歓迎を受けたが、
ある記者が、『ハロー・サッチモ』と、
握手を求めてきた。
当時、彼は「サッチェル・マウス」と呼ばれていて、
英国なまりで発音すると「サッチェ・マオ」で、
『サッチモ』に近い。
後年、記者が彼の口の大きさにに驚いて、
「なんて口だ(SUCH A MOUTH)と言ったのさ」と、
冗談を飛ばしているが、
いずれにしても本人は、『サッチモ』が、
すっかり気に入り、ここから愛称として、
定着したといわれています。