2008年09月16日

モダン・ジャズ・ピアノ





モダン・ジャズ・ピアノの創始者で、

ジャズ・ピアノの新境地を開拓したのは、

天才 『バド・パウエル』です。


『神がかり』とも評される、

高速で疾走する演奏は、

限りない曲想を表現する、

魂の芸術です。


最近の日本のジャズの隆盛を、

支えているのが、

『ピアノ・トリオ』の人気だといわれます。


これらはほとんどが、

ピアノ、ベース、ドラムスの3者の

フォーマットで成り立っています。


このフォーマットのトリオは、

それほど古い歴史があるのではなくて、

一般には、バド・パウエルのトリオが、

その起源とされています。


それ以前は、ドラムスの替わりに、

ギターが、加わっていた初期の、

ピアノ・トリオの時代がありました。


バド・パウエルのあと、トリオの変革があり、

ここで最も、私が気に入っている、

『ビル・エヴァンス・トリオ』が登場してきます。


それまでのトリオは、ややもすれば、

ピアノが主役、その他は伴奏という形に、

なりがちでした。


彼らはそれを排して、トリオの3者の間で、

主従関係をとらず、互いに対等の立場で、

その一瞬一瞬の音を聴き反応する、

インタープレイ(相互に触発する演奏)を、

重視する演奏方式をとり、

これが、主流となって、

人気を集めてきているようです。











  


Posted by たーさん  at 00:19Comments(0)趣味