2008年06月30日
ジャズ・ピアノ
創意に富んだアレンジと、優美なピアノタッチで、
他のアーティストに多大な影響を与えた、
ビル・エヴァンス。
『Explorations』 のアルバムの中でも、
「イスラエル」の楽曲は、気に入っています。
そして、「ヴィレッジ・ヴァンガード」での演奏は、
決定的な名演とされています。
それは、初夏の午後から夜のかけてのライブで、
演奏の最中にも、
コップからコースターが落ちる音、
マドラーをかき回す音、
大声で笑う婦人、
ひたすらしゃべり続けている人など、
客たちは、それぞれの休日を楽しんでいます。
当日の全曲を収録した、
「ザ・コンプリート・ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」
のアルバムは、
さながら、『音』のドキュメンタリーになっています。
これは、ビル・エヴァンスのファンの貴重な、
『文化遺産』ともいえるといわれています。
2008年06月23日
ジャズ・ヴォーカル
声域の広さと抜群の歌唱力で、
ジャズ・ヴォーカルの可能性を切り拓いた、
『サラ・ヴォーン』
彼女の、豊かな音質とヴィブラート、
卓越したハーモニー感覚は、
まるで一つの楽器のように、
ジャムセッションのなかで輝いています。
スキャットとは、ジャズ・ヴォーカルで、
単なる声や意味のない言葉で、
アドリブをする歌唱法です。
ルイ・アームストロングから始まったといわれる、
スキャット・ヴォーカルは、
多くのシンガーによる
個性的な歌唱をもたらした。
スキャットはもう、あらゆるジャズ・シンガーの、
必須のテクニックとなり、
特に、『サラ・ヴォーン』には、
ジャムセッションの中で、
自身を楽器として表現し尽くす、
魅力があふれています。
2008年06月16日
ビッグ5
スタン・ゲッツ(Stan Getz)は、モダン・ジャズにおける、
テナー・サックスの『ビッグ5』に入り、
『クール』で鮮烈なテナー・サックスの巨星である。
『クール・ジャズ』の開幕を告げた、
彼のテナー・サックスは、
情感を自在に操る鮮烈さにあふれています。
世界的な「ボサ・ノヴァ」ブームに、
火を点けたのも、『ゲッツ』です。
メランコリックな叙情性と澄明なトーンは、
繰り出される即興演奏のなかでも、
決して壊れることはありません。
ひたすら即興演奏を競う『ビ・バップ』の
熱性(ホット)なジャズに対して、
『クール・ジャズ』は、抑制をきかせた、
落ち着き(クール)のある整ったサウンドの、
『ジャズ』といわれています。
2008年06月09日
TAKE ACTION! 2008
「TAKE ACTION!2008」と題した
キャンペーンに、中田英寿が、尽力している。
6月7日には、「+1 FOOTBALL MATCH」が、
横浜国際競技場で、開催された。
国内と世界から招聘した選手たちによる、
サッカーのエキシビション・マッチであり、
JAPAN STARSの監督は、
往年の釜本邦茂(元ガンバ大阪監督)、
WORLD STARSの監督は、
ジョゼ・モウリーニョ(元チェルシーFC監督)で、
結果は、2ー2の、引き分けでした。
勝敗は、別にして、この試合は、
世界共通言語であるサッカーを通して、より多くの人々に、
自分の、「なにかできること、ひとつ」を考えさせるきっかけを、
作ることにあったのだ。
何かひとつでいい。世界のためになることしよう。
どんなに小さなことでも、積み重なれば、
それが大きな動きになる。
それが、中田の世界への呼びかけである。
また、「+1 TANZAKUイベント」など、全国各地で、
従来にはなかった、啓発活動もすすめられている。
自分自身も、身の回りから、ECOや、もったいないの精神で、
気づいたことから、行動を起こして行きたいと思います。
2008年06月01日
アルト・サックス
アルト・サックスの天才と呼ばれるのは、
「チャーりー・パーカー」です。
彼は、『バード』の愛称で親しまれ、
驚異のテクニックで即興演奏に、
革命をもたらした、アルト・サックスの巨人です。